当社のコンサルタントが、市販されているビジネス書の中から最良のものいくつかを検討、選定しました。ビジネストレンドに影響を及ぼしている、または有力企業が自社のトレーニング・プログラムに組み入れている、マネジメントに関するコンセプトが紹介されているテーマに焦点を当てています。以下に挙げたどの著書も、楽しく読めるものでありながらも啓発的なものだということがお分かりになると思います。
1990年発売時点で革新的であった『7つの習慣』は、その後も1,000万部以上を売り上げ、ビジネス書のベストセラーであり続けています。スティーブン・コーヴィーは、個人とプロフェッショナルの有効性を向上するアイデアに焦点を当て、またビジネス上の問題点だけでなく家庭の中の逸話も参考にしています。トレーニング会社であるフランクリン・コヴィーの提供するプログラムの多くは、この本の哲学を基にしています。
ダニエル・ゴールドマンは、IQ(知能)の高さは成功や幸福を保証するものではなく、それよりもEQ(心の知能指数)の高さの方が、人間関係や仕事を成功させる上で、さらに物質的な幸福を楽しむ上でもより重要であると考えています。このベストセラーは、多くの企業リーダーの中に、優秀な従業員を作り出す要因は何かについての新しい考え方を送り出し、いくつかのマネジメント・トレーニング会社では、EQを特定し、構築するという原則に基づいたコースを提供しています。
国際的なベストセラーとなっている本書は、競争のない市場を拡大し、高利益の成長機会へとつながる未開発の市場空間の創造に重点を置いており、「レッド・オーシャン」とされる開拓されつくした、競争の激しい空間と対照させています。本書は、サウスウエスト航空やシルク・ドゥ・ソレイユからカーブスやスターバックスまで例題を多く使用し、ブルー・オーシャンを分析するタスク専用に構築したツールやフレームワークを紹介しています。
ティッピング・ポイント理論は、1960年代頃から存在しており、何か独特なものが一般に普及する瞬間のことを定義しています。マルコム・グラッドウェルは、ベストセラーとなった本書中で、小さな変化が大きな効果を生み出すことができ、少数の人が違った行動を取り始めれば、その行動は必要な数量もしくは「ティッピング・ポイント」に至るまで波紋のように広がるのだというアイデアを提示しています。アイデアや製品、メッセージや行動は、ちょうどウィルスが広がるように拡大し、時には大流行になると考えています。
本書は、収益率はボトルネックなど少なくともひとつの抑制する過程によって制限されるという前提に基づき、「制約事項の理論」という概念を導入しています。ボトルネックとなる過程では、処理能力もしくは生産率を向上することのみが全体の処理能力を増加させ得るのです。あらゆるマネジャーに、特に生産管理もしくはサプライチェーン・マネジメントに携わっているマネジャーにとって本書は必読書です。読みやすく楽しめる読み物でもあります。
著者デボノは、著名な心理学者で医師でもある人物で、考えることと、考え方についての研究で有名です。彼は、水平思考を題材に、豊富な著書があり、多くの有名グローバル企業が問題解決についてマネジャーや従業員をトレーニングする上で彼の原則を使っています。本書では、より優れた思考者になるための単純だが効果的な方法を紹介しています。彼は、考え方を、6つの異なるモードに分類し、それを6色の「考える帽子」としています。「帽子をかぶること」で考えを集中させ、「帽子を替えること」で考えの方向を変えるのです。考えるプロセスの異なる部品が、従って明確に定義され、議論は、より焦点が合い、より生産的になります。
マイケル・ガーバーは、ビジネスコンサルタントであり、彼の著書は、特に起業家や中小企業のトップの役に立っています。 ガーバーは、多くの人が間違った理由で事業を始めると述べています。 彼らは、熟練した専門家であり、自力でやることでもっと稼ぐことが出来ると考えるが、通常、事業を始めてから、事業計画やマネジメント・スキルの無さから問題に直面していることに気付くのです。本書中の多くの概念やアイデアは、ターンキー(ややこしい初期設定が不要なこと)やフランチャイズ・モデルの価値に焦点を当てています。将来自分の事業を始めることに興味がある人にとって素晴らしい一冊です。
1997年にポール・ストールツは、AQの概念を発表し、彼の画期的なAdversity Quotientで革命を起こしました。 彼は本書中では自らの理論の原則を適用しており、AQ(逆境と対処する能力)をどのように測定するのかだけでなく、それをどうやって向上するのかについて説明しています。本書は、従業員やマネジャーがどうしたらこの概念を自身の長所に、また彼らのクライアントや顧客、組織のベネフィットのために使えるのかを明確に示しています。